私のチャンネルにもついに「著作権侵害の申し立て」が来ました!
ペナルティ違反=チャンネル即BANってイメージがあると思いますが、実際どこまで大変なことなのか身をもって経験しました。
本記事では
- フリー音源を使ったのに申し立てが来てしまった理由
- 無事に解決できた対策法
についてご紹介します。
フリー音源で著作権侵害の申し立てが来た理由は?
そもそも私は有料無料問わず音楽や画像の類は、必ず規約を守って使用しています。全く見に覚えがありません。
実際のメール(スクショ画像)
こちらが実際のメールです!(実名は非公開、ご了承ください)
日本語訳メッセージは表現が強めで余計不安が募り、ちょっと緊張しちゃいました;
【結論】調べたら全然、著作権侵害してなかった!
それで結論なんですが、不正行為なので慌てなくて大丈夫でした!
逆に時々来るから、その都度ちゃんと対処すればOK!(対処しても定期的に来る可能性は高い。やはり可能な限り楽曲を別のものに差し替えた方がいいかも…)
じゃあ、ほったらかしていいかといったらそうじゃないので、対策については後半にまとめました。よかったら参照してください^^
どんな音楽素材を使った?
具体的にどんな状況で起きたのかご紹介しつつ、送ってきた相手について明かしていきます。
使用したフリーBGMサイト紹介
無料BGMサイトで有名なフリーBGM DOVA-SYNDROME
ここから1つの動画に5曲ほどBGMを拾って使っていました。
ネットでは頻繁に使われてる著名な素材サイトなので、使ったことがある方もいると思います。
誰もが知っててたくさん使われているBGMサイトだったから、もう本当に「ルールを守って正しく使ったのになんで?」という気分でした。
著作権侵害申し立てがあると収益に影響が!
ちなみに著作権侵害申し立てがあった場合、通常は収益の一部が徴収されるそう。
YouTubeでは下記の問題が起きる可能性があると言われています。
- 動画に広告が表示されないので、動画作者に収益が出ない
- 動画の広告収益の一部が奪われてしまう
- 動画の概要欄に自分たちの権利だよって主張(クレジット)が通ってしまう
今回の動画は収益化オフしていたので安心でした。
迷惑行為は誰から来た?
原因をさらに調べていったら答えが出ました。実は「SOCAN」という謎の作曲家作家音楽出版者協会から来てたんです。
申し立てが来た団体「SOCAN」について
SOCANは1990年に設立、カナダに拠点に活動。
カナダの著作権委員会承認の音楽ライセンスプログラムを元に、ライセンス料を徴収している。
本当かどうかはよくわかりませんが、「うわぁ…歴史ある団体から著作権侵害の申し立てくらってんじゃん、使っちゃいけなかったのか…」って気持ちになりますよね。
wikipediaにまとめが書いてあるんですもん、なんだか信じちゃうw
実は不正行為団体だった…!
ところがYouTubeで使われたあらゆる動画音楽に、片っ端から不正を行なっている団体として有名だったんですね。
現在、DOVA-SYNDROMEはSOCANのような団体とYouTube側に、問題解決を働きかけているということですが、実際どこまで進んでいるのでしょうか。
もしかしたらいたちごっこなのかもしれません。
著作権侵害申し立てへの対策
広告収益を不正に得ようとする奴らに、なぜこっちが時間を割いて対策しなきゃいけないのか納得いきませんが、ほったらかしにはできません。
やり方は乱暴でも権利を主張したもんがち。不正行為を許さないように、きちんと対策していきましょう。
①まず原因が自分にないか確かめる
使用音源の規約をちゃんと守っているか確認しましょう。もちろん私もチェックしました!
今回の場合、配布サイトも「無料で使えるよ!」と書いてますし、
本楽曲はフリーBGM DOVA-SYNDROMEにて無料でダウンロード、ゲーム・映像素材、店舗BGM等としてご利用いただくことができます。※ご利用の際は事前に音楽素材ライセンスをご確認ください。
音楽利用ライセンス
音楽の作者も「配布サイトのライセンスに従ってね」と同意しています。フリー音源なんですから、無料で使えるのは基本当たり前というか。
②不正行為団体一覧で名前をチェック
私のようにSOCANの実態を知らなければ、相手の言い分が真っ当に見えますので、事前に調べましょう。
APRA_CS、AA-PAL、Abramus Digital、AKM、AMRA、ARESA、ASCAP、Audiam (Publishing)、Believe Music、BMG Rights Management (US) LLC、BMI – Broadcast Music Inc.、BUMA CS、CASH、CASH PanAsia、Concord Music Publishing、ECAD_CS、FILSCAP、Forward Music Publishing Co. Ltd.、Global Music Rights LLC、Hexacorp (music publishing)、ICE_CS、Kobalt Music Publishing、KODA_CS、KOMCA_CS、LatinAutor、LatinAutor – ACODEM、LatinAutor – PeerMusic、LatinAutor – SonyATV、LatinAutor – UMPG、LatinAutor – Warner Chappell、LatinAutorPerf、MACP、Mothership Music Publishing LLC、Muserk Rights Management、MUST_CS、Orchard Music、PEDL、Peermusic、SABAM_CS、SACEM、SAMRO_CS、SGAE_CS、SOCAN、SOLAR Music Rights Management、Sony ATV Publishing、SPA_CS、SUISA_SESAC_CS、TEOSTO、TONO_CS、UMPG Publishing、UMPI、UNIAO BRASILEIRA DE EDITORAS DE MUSICA – UBEM、VCPMC_CS、WAMI_CS、Warner Chappell
YouTubeでのご利用について
いや、どんだけあるんだよ…www
SOCANありますね。やはり気にする必要はなかったんですね。
できればYouTubeでも列挙してあるページあったらいいのに。そもそもスパム的な対策してくれよっていう笑
③YouTubeへの異議申し立てをする
自分に非はなくて、どう見ても相手が悪いことが分かったら、「ライセンスはちゃんと守ってるよ!」とYouTube側に説明しなければなりません。
ただでさえエラーといった諸々の対処までに時間がかかるので、あなたの貴重な時間が取られる前に面倒でも仕方なし。さっさと送っちゃいましょう。
やり方としてはYouTube Studioにログインして、該当する動画から異議申し立てができます。ヘルプも参照してください。
説明欄(異議申し立て理由を書くところ)には、
該当音源は○○(作者△△)からライセンスを守って使用しているフリー音源です。詳細は利用規約を参照ください。よろしくお願い致します。
のように、必要最低限のことを書いたらOK。
異議を行なった結果!正常に戻るのにどれくらいかかった?
ライセンスは遵守してると説明した結果が返って来ました。
申請したのが2020年1月18日、撤回日が2022年3月4日なので、元どおりになるまで2年以上かかりました;いやー、うっとおしかった!
期間はケースバイケースですが、私のように2年かかったパターンもあります。
フリー音源でも安心できない!
ということで「ビビって損をした!」という感想でした。
「悪いことはしていないんだから、これ放っておいて大丈夫じゃない?」、「でも万が一、チャンネルに影響があったらどうしよう…」とぐるぐるしましたが、時間返してよっていうw
初心者だとつい騙されたりするので、慌てず一旦調べて1つずつ対処していきましょう。
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