全く読まれないブログを読まれるブログに変える、初心者でもできるSNSを使ったリサーチのコツをご紹介します。
- ブログをはじめて3ヶ月稼げないのは知っているけど、とにかく不安だ
- 何記事も書いているのに、アクセスがほとんどない
- SNSでブログ記事を拡散しているのに全く読まれない
という方向けの内容です。
ワードプレスを使って書いたブログであるのが前提で、ざっくばらんに現実的な視点でお話します。
全く読まれないブログの原因は1つだけ!
「ブログが全く読まれない原因」は何なのか。
単刀直入に胃うと、
他人に必要とされ(るように作っ)てない
これに限ります。
誰でもいらないものは読まない。「必要性が低い状態」なんですね。
焼肉が食べたいのにお寿司をすすめられても困りますよね?
バイトでも会社員でも、誰かからお給料頂いてる方なら理解しやすいと思うんですが、顧客に必要とされる会社の商売を手伝っているから、その対価としてお給料があなたに支払われています。
仕入れて、営業して、受注して、請求して、振り込まれたお金を勘定して…、どれもあなたが属する会社にとって必要な仕事で、何かを売ってお金を得るために行われていることですよね。
あなたが給料を得られるのは、会社と顧客に必要とされていることをやっているからであり、すごく当然のことです。
ところが読まれるブログ記事を書きたい、ブログで稼ぎたいという初心者の中には、さっき説明した「必要性」という視点が丸々抜け落ちていることがあります。
相手や世の中が今何を必要としているのか、これから何が必要とされるのか全く調べず、自分が書けそうだから書くということをしていては、ブログは全く読まれなくて当然です。
今ブログを始めているのは、「将来的になるべく早く収益化して、月3万とか稼げたらいいなー」って思ってるからですよね?
そんなあなたに「月1万円稼ぐまでに5年かかる方法」を売りつけられても、絶対いらないじゃないですか?
だって早く月3万稼ぎたいんですから。
焼肉が食べたい人に「お寿司どう?」と誘っても反応が悪いのと一緒です。
知らない人の話は誰も聞きたがらない
また全く読まれないブログは、強者と同じ切り口、同じ舞台で戦おうとするという共通点があります。
例をあげていうと、
- 高単価の報酬がもらえるからって「クレジットカードの作り方」だけ書いちゃう
- 楽天やAmazonのセールスを狙って、よくあるお得な買い物方法を解説しだす
- 転職サービスを、ターゲットの属性すら考えずにとりあえず勧める など
ライバルとほぼ同じこと書いても、Googleが上位表示してくれません。それらに関する他のブログ記事がすでにあるからです。
・フォロワー何十万のガジェットブロガーが書いたレビュー記事
・大体同じ内容で書かれた誰かわからない記事
であれば、多くの人がまず前者を読みますよね。
必要性があるかリサーチする作業を面倒くさがると、全く読まれないブログになります。
サッカー素人がいきなりイングランド代表選手と戦って勝てるわけがない、そもそもそんな試合ほぼ行われません。
「イングランド、素人と試合したがってないじゃん」って先に分かっていたら、そういう記事は最初から書かないので、全く読まれないブログを作りようがないんです。
これは他人と同じ切り口の記事を書くなという意味ではなく、同じ切り口で記事を書くにしても別の誘導記事を書いたり、策はもつべきです。
どんなニーズのもとに何をどう見せるか。読まれるブログにするための最低限の配慮はわすれてはいけません。
全く読まれないブログを変えるには?
ブログを運営する中で得た情報は取捨選択しましょう。
ネットに転がる「誰にも読まれないブログの特徴」は見ちゃダメ
ブログが全く読まれない原因は何かって一般的な特徴を言うと…、
- タイトルが魅力的でない
- 文章や構成が読みにくい
- コンテンツの質が低い
- SEO対策が不十分
- 導入文が悪い
- 更新頻度が低い
- デザインや装飾がダサくて見にくい
- ドメインパワーが足りない
- 専門性が低い
- アフィリエイト貼りすぎ
- タイトルと記事の中身がズレている
- ペルソナが合ってない
- 検索ボリュームが足りない
などなど、ネット上であれこれ言われていますが、正直いうと、そんな考える必要がないと思います笑
なぜそう言い切れるかといえば、ブログ初心者は「まず全てやるの無理でしょ」と思うからです。
さっきの原因リストを見ても、原因に対する正解が1つじゃないとか、そうとも限らんでしょっていうものもあります。
なので、それらを初心者の時点で見極めたり、改善して落とし込むってかなりツラいし、効果的じゃないと思うんですよ。
読まれるブログ=相手がほしいものをあげるブログであること
また読まれるブログ記事というのは、
- ターゲットが絞られている
- キーワード選定がバッチリ
- 高品質な内容で情報が網羅されている
- 訴求力が高いライティングスキル
- 有益な一次情報がある
など、あらゆるもので構成されていますが、
初心者の時に一番意識しておくべきなのはやっぱり「何が必要とされているかリサーチすること」だと思うんです。
もしクレジットカードの作り方を紹介してアフィリエイト収益を得たいなら、
- どういう人のためなら記事が書けるか
- クレジットカードを持っていない人が気になることはなにか
- 行動してくれるには何を書けばいいのか
そんなことを把握せずに、読まれるブログは書けません。
読まれるブログって、あなたが読みたいと思うブログの特徴を想像してもらえたらいいです、シンプルに。
- 自分の知りたいことがわかりやすく書いてあって
- できるだけ安く手に入るための方法も書いてあって
- 配送されたときの箱の状態がどうだったのかとか
- 使ってみた時にここがちょっとなってところが網羅されていたら
読んでみよう、買うために背中押してくれてありがとう!ってなると思います。あなたが読みたいと思うブログの形を追求していってください。
人はそう簡単にお金を落としてはくれません。あなたが書いた記事をみて、
これ欲しかったんだよ、わざわざありがとう!!
って気持ちがわき、払う価値があると行動してくれて初めて稼げます。
だからまずは、ほしいと思う人が何がほしいのか知る。そしてあなたが書いた記事の入り口を、ほしい人に思いっきり向けてあげましょう。
初心者でもできるSNS使ったリサーチのコツ
じゃあ「何が必要とされているかリサーチすること」を習慣化するために、今からすぐできることをご紹介します。
Twitterで困っている人を探して、自分ならどう返すか考える癖をつける
SNSはリアルな欲求が膨大にあるので、ブログに活かさない手はありません。
例えばTwitterで「クレジットカード」と検索したら
クレジットカードおすすめある?
という需要が見つかりました。
それに対してリプ欄では、
JCB
今持ってるからそれ以外で
Suicaついてるやつがおすすめ
そうだよね!ありがとー
といったやりとりがありました。
このクレジットカードがほしいと思っている人は、
- JCBはもっている
- 他の会社のカードがほしい
- 生活でJCBが利用できない場面があるのかもしれない
- 2枚目のクレジットカードがいる理由がある
- 誰かにすすめられたら、それで作るつもり
- 複数のカード会社を比較して検討するのが面倒くさい
- Suicaが利用できるエリアにいる
- 交通機関を使う生活中心
- Suicaが使えるコンビニやドラッグストアでも使いたいかもしれない
といった情報が把握できます。
ということは、
- JCB以外のカードで作るなら、どこがおすすめなのか
- 使えるところが多いクレジットカードはどれか
- 2枚目のクレジットカードはどうやって選ぶべきか
- 今現在おすすめのカードとはどんなカードか
- カード会社を比較して最強のカードはどれか
- 多すぎてわかりにくいから、特徴別に見せられないか
- Suicaがついてる人気のカードはどれか
- 還元率が高くて使い勝手がいいカードはどれか
などの切り口で、情報提供できるわけです。
そしてこのクレジットカードがほしい人が何歳で、どういう生活をしているかによって、検索するワードも変わってきます。
誰にも刺さない記事は誰にも刺さらない
もしあなたが「クレジットカードのおすすめはこれ」という切り口で、ただカード情報を紹介したブログを書いてツイートした場合、この人にちゃんと届くでしょうか。
もし別のブロガーが
Suicaが付いてるカードで今一番還元率が高いカードがこの〇〇。オートチャージ機能あるし、まず間違いないから!
あ、最近パソコン買い替えるつもりなの?じゃあビックカメラでも使えるから、このカードがなおさらおすすめだよ!
みたいな、相手がリアルにカードを使う場面を想像できる情報を引っ提げて、間に割ってきたらどうでしょう。
情報が具体的にあったほうが必要とされませんか?
自分のブログを読まれるようにするためには、読む人の立場になってヒントがないか、自分でもよくよく探すべきです。
「何が必要とされているかリサーチすること」は、
- 検索流入を増やすためにキーワードを選ぶとき
- 簡潔で魅力的なタイトルを作るとき
- 自分の経験や知識を活かすとき
- 他と差別化を図るための売りを作るとき
- 興味を引くリード文で読むきっかけを作るとき
- 読みやすい構成を作るとき
- リライトするとき
といった、ブログを書くときのあらゆる段階で指針になります。記事の「必要性」がどこにあるのか、Twitterを活用しておさえましょう。
YouTubeのコメント欄を眺め、いつか使うための切り口を溜めておく
次にどんな切り口があるのか見つける目をもつ習慣をつけましょう。
記事を書いていて、初心者のうちは需要に対する切り口がすぐには出てこないですよね。それはたくさんの「型」を目に入れていないからです。
日頃からYouTubeのコメント欄を意識して眺めるのがおすすめです。YouTubeのコメント欄、結構役に立つんですよ。
読者目線に立つのが難しいとき、YouTubeのコメ欄が役に立つ
あなたは動画の切り口と関係がないコメントを見つけたことはありませんか。
例えば「新作の春コスメを一挙に紹介する動画」に寄せられたコメントとして、
- 素人目にはどれを選べばいいか、ぱっと見で判断するのが難しい
- 無駄に買って失敗したくない
- あまり派手なメイクができない職場でも使えるコスメを知りたい
- 肌が弱いから選択肢がない
- 苦手な春色コスメをメイクにどう取り入れたらいいかわからない
- パーソナルカラーにあうピンクメイクが知りたい
などなど、ちょっとスクロールしただけで切り口がこんなにありました。どれも深く掘り下げられる需要ですし、強く欲しがっていますよね。
「春コスメ」といえば多くの人が知りたがるテーマで、全部のコスメを試すことはできないからこそ、「新作の春コスメを一挙に紹介する動画」に需要があります。
ブログで報酬を得るということは、商品に対する消費者の期待を拾うことなので、YouTubeのコメント欄を見れば、自分では気がつかない細かな悩みが参考になることがあります。
今書いている記事に直接関係がなくても「あ、そういえば、前にこんなことが必要とされていたな」って活かすことができますので、YouTubeをよく見る人はコメント欄もたくさんみてください。
自分の検索履歴を見て「なんで調べたっけ?」と自分に聞いてみる
何が必要とされて、どういう切り口で書けばいいのかわかったら、検索流入のためにキーワードを選ぶと思います。
ラッコキーワードで関連ワードを探し、検索ボリュームを気にして記事を書く人が多いと思うんですが、キーワードだけ見てなんとなくブログに落とし込んでいると、読まれない記事になるんですよね。
選んだキーワードがどう必要とされているのか、どんな背景があって検索されているか気にしたことはありますか?
必要性が高くて、切り口にあったワード選びって難しいですが、その感覚を得るためには「何がきっかけで調べたんだっけ?」って、背景をたどるのがとてもいい練習になります。
キーワードだけ見てたらわからないことを知ろうとする大切さ
例えば私の検索履歴には今「てりたま 月見 違い」というのがありました。
先日マクドナルドの「てりたま」を食べた時、家族が「てりたまは月見バーガーと何が違うんだろうね、同じ玉子だけど」といったからです。
てりたまについて検索するのは、何も商品の値段や販売時期だけではないんですよね。
てりたまに関連するワードというと、
- 販売期間
- カロリー
- いつから
- いつまで
- 店舗
など、商品そのものの情報や最新情報を書いてしまいがちです。当然これらのワードで書いた記事は需要が高いから、まず書いてみると思います。
でも高需要のワードって他のブログでも書いてることだし、公式サイトをみれば一発でわかること。
何かしらのワードを使って記事を読んでもらいたいなら、逆にどういう経路でそのキーワードにたどり着いたのか、普段からあらゆる角度で想像できると、キーワード選びにズレが起きにくいと思います。
読まれないブログで悩む人が検索する質問に答えてみた
読まれないブログのお悩みに、個人の意見で答えてみました。
読まれるブログの構成ってどういうの?
PREPとかAIDMAとかPASONAとか、読みやすい文章の型、商品を買わせるための型、読まれるブログの構成っていろいろありますよね。
でも私は型どおりに書いたところで、絶対に読まれるという保証はないと思っています。なぜなら読む相手を忘れてしまっているから。
ブログの構成についての学びは常にするべきですが、
- 洗濯物を干してたら手が止まるほど惹かれたCM
- 下までスクロールして買いそうになったメルマガ
- 書店員が書いたPOPが気になり、自然と手に取ってしまった本
- なんだかんだ最後まで見てしまった動画
など、最初は生活の中から分析するほうが身につくと思います。
どういう言葉をどういう順序で持ってくればより届くのか、自分の目で感じたことから探るといい勉強になる気がします。
ブログのアクセスがゼロなのはいつまで? 3ヶ月間、アクセス0って本当?
サイト立ち上げから収益化まで3ヶ月かかるっていうのは本当です。何を扱ってるか、コンテンツの状態も考えると、「3ヶ月以上かかるのは普通」というのがブログの世界です。
「ブログ始めたばかりのアクセス数ってどんな感じ?」と他人のブログを検索しても、あなたのブログではないので、アクセス数やアクセスが増えるまでの日数がどれくらいかは結局ケースバイケース。
このラインだからセーフ!みたいな安心材料を探すくらいなら、「分析と改善を繰り返しながら記事を書いたほうがいいなー」って初心者の時の自分に言いたいです笑
日記ブログはやっぱり読まれないよね?
「〇〇だからできない」っていう考え方は避けたほうがいいかもしれません。日記ブログだったとしても、読む意味をブログの中に作ればいいと思います。個人の体験を語る上で、それを誰が必要としているのか、必要とする人に向けて書ければいいんじゃないでしょうか。
たぶん日記ブログを気にしている人は、日記ブログが好きで、稼ぎを前提としないのが心地よかったりもするのでは?
稼ぐのが目的じゃなくても、本当にブログを読んでもらいたかったら、読む相手のことは気にかけるべきだと思います。
ブログの読者を増やすには?読まれるまでの記事数は?
友達を増やそうと思っても増えないのと一緒です。毎日記事を書くことで読者を増やすとか、100記事書いてからみたいな情報は鵜呑みにしないでくださいね。
- 上位表示にならないからアクセスが増えないのかな?
- SNSを使った集客に成功していないからなのかな?
- 選んじゃいけないキーワードだったのかな?
- 読者を満足させる情報が足りなかったからなのかな?
など、日々分析と改善を繰り返して増やしていくものだと思います。
ブログで読まれるタイトルを作るには?
「やめられない、とまらない、かっぱえびせん」というフレーズ。
有名なキャッチコピーですが、見ただけで「軽くて、中毒性高いお菓子」というのが想像できると思います。
「かっぱえびせんは食べるとやめられなくて、とまらないほどおいしいお菓子です」というより、「やめられない、とまらない、かっぱえびせん」という方が届きやすいですよね。
ブログのタイトルにも選んだキーワードを入れながら、見た相手が反応したくなる要素が必要です。
商品名や何が書いてあるのかといったキーワードだけでなく、
- 知ったあとでさらに知れることが書いてあるとか
- 手っ取り早く知れるのか
など、付加価値もいれるべきだと思います。
読まれるタイトルの作り方は簡単に説明しようしても長文記事になる情報量なので、別でまとめました。
有料なのでザ・宣伝になり恐縮ですが、よかったらチェックしてみてください。
読まれない記事からの脱出!クリックを誘う『タイトルの作り方』
https://t.co/kt6VWGtY9G
まとめ
読まれないブログから脱却するためには、魅力的なタイトル作成や質の高いコンテンツ提供、SEO対策など、さまざまなことが考えられます。でも初心者のうちに大事にすべきなのは「必要としている人はいるのか」ちゃんと調べておくこと。
小手先だけの情報を信じず、ブログ運営に励んでください。
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